PROJECT STORY 想いが生まれた時に、物語は始まる。

PROJECT 02

海外仕入れルート開拓STORY

OUTLINE

国内での課題解決に向け、
海を越えた独自ルートを開拓する。

ラーメン店様向けの食肉加工において、
国内供給での作業効率の悪さや品質のバラつきなど多くの課題が発生。
クレーム対応のフィードバックの遅さもあり、お客様へのご要望に迅速にお応えすることが難しい状況でした。
そこでセブンフードでは、海外から独自ルートで食肉輸入を行うことを決定。
それは、言葉も文化も違う海外でパートナーを開拓し、
日本のお客様のニーズに細やかに応えられるネットワークを一から作り上げるという、かつてない挑戦でした。

01 目指したもの

独自の海外ルートで、
日本のニーズに応える。

ラーメン店のオーナー様がお店で出したい理想の一杯。そのご要望をかなえるために、食肉そのものの品質の向上はもちろん、加工工程における作業効率やコストパフォーマンスの改善、そして何よりも迅速なフィードバックを私たちは目指していました。
そのためには、優秀な海外パートナーを見つけることをはじめ、相手先と深くコミュニケーションをとり、日本市場の企画や仕入れの流れについて十分な理解を得ることが必要だと考えました。

02 試行錯誤を重ねて

レンタカーで数千キロを走り、
海外工場へ。

言葉も文化背景も異なる海外。しかもまったく初対面の相手先に向かい、直接交渉をする。「やるしかない!』という想いでレンタカーを走らせました。
まず第一に、日本向けの規格や品質について現地パートナーに理解してもらうことが重要です。海外と日本、双方のスタッフが幸せになれるよう、持続可能な関係を築くための交渉を粘り強く重ねました。
提携の契約を結んだ後は、現地スタッフたちと同じ生産ラインに立ち、食肉のカットの仕方やタイミングなどの製造技術を指導。言葉の壁があるなか、「なぜその技術が必要なのか?」ということを理解してもらうのに苦心しました。また一度教えた技術を定着させるためには、継続的な指導とフォローアップも欠かせません。さらには安全安心面での工場環境の整備にも目を配りました。

03 得られた成果

Win-Winのパートナーシップで、
お互いに成長。

この独自の海外ルート構築により、食肉の品質と安定性が飛躍的に向上し、クオリティアップ。日本の加工工場からは「効率が大幅に改善された」との反響があり、運営も円滑になりました。また日本国内でのクレームに対しても迅速に報告とフィードバックが行われる体制が整ったことで、お客様のご要望にさらに細やかにお応えでき、お客様の立場に立った商品の提供ができるように改善されました。
自らが海外に出向いて商品開発や規格の策定を行い、そうして出来上がった製品が日本の飲食店様やスーパーマーケット様で販売されているのを目にすると、深い感動を覚えます。海外のパートナーとお互いを尊重し、助け合いながら推進してきた独自ルート開拓。このチームワークとパートナーシップの精神を大切に、これからもセブンフード・グループは革新に取り組んでいきます。