PROJECT STORY 想いが生まれた時に、物語は始まる。

PROJECT 01

地中海ポーク・
レアローストポーク開発
STORY

OUTLINE

心躍る食体験を届けるため、
セブンフード初の商品開発に挑む。

セブンフードのオリジナルブランド『地中海ポーク』を、もっと多くの方に体験してほしい。
そんな想いから出発した『地中海ポーク・レアローストポーク』開発プロジェクト。
折しも世の中ではコロナ禍により制限を強いられる日々が続いており、
そんな自粛生活の中でも「ワクワクするような食体験」を新商品によって提供したいと考えました。

01 目指したもの

いつもの食卓が、
パッと華やぐような商品を。

まず浮かんだのは、特別感がありながらも手軽に楽しめる商品であるということ。忙しい日でもサッと提供できて、食卓が華やかになるような商品を目指したいと考えました。ハレの日や記念日、自分へのご褒美など、“背伸びはしないけれど、ちょっとうれしい、プレミアムな食体験”をご提供できる商品を作りたい。もちろん、添加物や保存料などは極力使用せず、素材の味を活かした美味しい商品であることも重要です。
目を留めたのは、低温調理の商品でした。「ローストビーフやサラダチキンはあるが、豚肉を使った低温調理商品はあまりないんじゃないか」。そんな気づきから、新商品はローストポークにターゲットを絞り、いよいよプロジェクトがスタートしました。

02 試行錯誤を重ねて

今までにないレア食感を生んだ、
完全低温調理製法。

私たちが挑んだのは「完全低温調理製法」。焼成や揚げ焼きをせず、低温でじっくり調理することで、地中海ポークの旨味を最大限に引き出すことに注力しました。様々な試行錯誤を重ねた末にようやく完成した『地中海ポーク・レアローストポーク』は、生ハムのようにリッチでレアな食感が楽しめ、様々なメニューへのアレンジもしやすく、「特別感がありながらも手軽に楽しめる」という開発意図をかなえたものとなりました。
完全低温調理によって保存料・着色料も不使用となり、コンセプト&ポリシーを重視した商品となった一方で、賞味期限の設定などは完成してからも何度も試験を重ね、安全面にかなり神経を使いました。また、食品ロスを減らす・無くすことも意識した商品のため、重さは200gと均一なものの形には少しバラつきがあり、脂身が多い・少ないなど個性の多い商品となりました。

03 得られた成果

お客様のリアルな声に学び、
未来の新商品へ。

半年を超える試行錯誤の末に完成した『地中海ポーク・レアローストポーク』でしたが、スーパーマーケット様や飲食店様に認知していただくのには本当に苦労しました。当時、「完全低温調理のレアローストポーク」はほぼ市場になかったのです。何度もトライする中でようやくあるスーパーマーケット様と契約をさせていただくことができ、バイヤー様の目線から多くのアドバイスをいただきました。店頭での実演販売は全スタッフが交代で行い、そこでは一般のお客様からのリアルな声を聞くことができ、バラつきのある個性も「脂身が好き」「脂身が少ない方が好き」とお客様の好みで選択できて逆に良かったこともその時に知りました。
地道にコツコツと営業・認知活動を進めていく中で、ある高級スーパーマーケット様に採用していただけたのをはじめ、お酒のデリバリー会社様やカタログギフト、飲食店様と少しずつお取引先を拡げています。「美味しかったよ!」「物珍しさが面白いです」「ブランドコンセプトが素敵だと思います」などたくさんの温かいお言葉をいただいた『地中海ポーク・レアローストポーク』。この経験をしっかりと胸に刻み、今後の新たな商品開発の弾みとしていきます。